クラウ・ファンディング・プロジェクトを成功させるためには
 

現在、一番ユーザーが多い海外のクラウドファンディング・サイト『Kickstarter』では、毎日のようにプロジェクトがアップされています。
その中で、ファンドレイズが成功するプロジェクトは全体の43.85%という統計(2012年)が出ています。

最低目標ファンドレイズ額に到達しなければ集まる資金は0ですのでプロジェクトも始めることができません。*

*クラウド・ファンディング・サイトによっては、最低ファンドレイズ額に達成しなくても、最終的に集まった額を調達できるサービスを提供しているところもあります。(しかし、このような方法は、支援側も、メーカー側にもリスクが伴うので、その辺は要検討です。

既に公開したプロジェクトやアイディアを再度アップすることを受け付けていないサイトも多いのです。

その為、クラウドファンディング・キャンペーンは『一発勝負』です。万全の準備とプランを整え、勝負に挑みたいところです。

クラウドファンディング・キャンペーンには、以下の段階があると考えます。

クラウドファンディング告知キャンペーン

クラウドファンディング告知キャンペーン = 「キャンペーンの為のキャンペーン」ということです。

『2013年、●月に、『●●●』というプロジェクトのKickstarterキャンペーンを行います』
という告知を行い、実際のキャンペーン開始までに少しづつ情報を公開していき、実際のキャンペーンが始まる時には既に何千人ものニュースレター購読者やFacebookライク、Twitterフォロワーがいる状態まで持っていきます。

場合によっては、告知キャンペーン用の映像やイメージを用意したり、プレスリリースを出すのも効果的です。

クラウドファンディング・キャンペーン企画・制作準備

告知キャンペーン期間中にコミュニティから寄せられる支援者候補の意見も取り入れながらキャンペーン企画の準備を進めます。

支援者が支援を決めるキーになる『プロモーションムービー』の制作、キャンペーン内容の絞り込み(段階に分けた先行予約ボーナス内容の決定、等)、ファンドレイズ到達額の各段階で公表していく新情報の計画等、細かい計画が必要です。

【プロモーションムービーの制作】

クラウドファンディング・キャンペーンにおける一番大切なコンテンツです。
このムービーは、Youtube等の多くのSNSチャンネルでバイラルに広がるきっかけになります。

絶対条件として、プロジェクトの当事者が情熱を持って取り組んでいる、ということがビデオでアピールできなくてはいけません。
クラウドファンディングという資金調達方法をする一番の理由は、本人が『作りたい!』と思うそのままのプロジェクトに対し、「先行販売」という形で支援者を募ることです。
従来の資金調達では、プロジェクトの内容に色々と口を出してくる株主やパブリッシャーといった存在があるかもしれませんが、そういったものがクラウドファンディングにはありません。

クラウドファンディングでは、
「支援者と一緒に、支援者の意見を取り入れながら、自分と支援者の為の」
自由なプロジェクトができるのです。

その為、ファンドレイズに参加してくれる支援者は
「商品を一緒に作り上げ、世に出す為に協力している「参加者」である」
という想いを持ってくれることが必要です。

プロジェクト当事者は、支援者が共感してくれるようなプロジェクトリーダーでなければいけません。プロジェクトの内容はもちろんですが、当事者の「情熱」に共感し、応援として寄付感覚で支援してくれる支援者もかなり多いのです。

もちろん、プロジェクトの内容もそれなりに支援者の興味を惹く物であり、それを欲しがる支援者のマーケットサイズがある必要もありますし、それを完成できるだけのチーム体制、リソース、経験、場合によってはプロトタイプが出来ている必要*もあります。

*Kickstarterの場合、デザイン及びハードウェアカテゴリーのプロジェクトにはプロトタイプが既に出来ていることがキャンペーンを開始できる必須条件でもあります。

【ファンドレイズ額到達段階別プラン】

マイルストーンを達成した場合、ゲーミフィケーション感覚で次の目標と追加内容を発表するのが効果的です。

例としては以下の通りです。

(キャンペーン開始)
『10,000ドル(最低必要ファンドレイズ額)に到達したら導入できる基本商品内容を発表』
『しかし、15,000ドルまで到達したら●●というフィーチャーもさらに追加!』

(15,000ドルに到達!)
『200,000ドルに到達したら、さらに●●というフィーチャーも追加!』
『新しい追加ボーナスアイテムの発表』
『200,000ドルに到達したら、次のフィーチャーがアンロックされます』

(200,000ドルに到達!)
『300,000ドルに到達したら、さらに●●というフィーチャーも追加!』
『新しい追加ボーナスアイテムの発表』

すでに支援した支援者も、これらの新しいフィーチャーやボーナスアイテム内容に魅力を感じれば、サイトにて支援額とボーナスアイテム選択肢のアップグレードができます。

実際のクラウドファンディング・キャンペーン実施

さて、いよいよキャンペーンの開始です!

既に構築してきたファンベースにしっかりと告知し、既存ファンにバイラルに広げてもらいます。
この際、プレスリリースを出すのも効果的です。
プリ・キャンペーン・キャンペーンで既にそれなりの話題性を出せていれば、メディアも取り上げてくれやすいです。

そして、じっくりと計画したキャンペーンプランを実行していきます。

クラウド・ファンディング・ウエブサイトやフォーラム等で寄せられる支援者の意見に良く耳を傾け、今後の商品開発への参考にします。
多く集まった要望に応える感じで「ファンドレイズ額到達段階別フィーチャー」を追加企画、び発表していくのも良い戦略です。

Kickstarterの場合、キャンペーン期間は60日まで選ぶことができますが、多くのプロジェクトは30日~45日のキャンペーン期間を選びます。

最初の一週間、そして最後の一週間が一番盛り上がります。
この間、支援者にはっきりとコミュニケーションをとりながら、バイラルプロモーションに協力してもらえるようにお願いしましょう。

ポスト・クラウドファンディング・キャンペーン

おめでとうございます!
無事に資金調達が達成しました!

しかし、実はここからが重要なのです。

【プレオーダーサイト】
クラウド・ファンディング・キャンペーン終了後、プロジェクトの公式サイトより商品の『プレオーダー』をPaypal等で受け付けることができます。商品自体の先行販売を自社サイトで引き続き行うことができます。

また、新たな先行予約者には、Kickstarterキャンペーン開催期間限定特権と同様の特権を与えることはオススメしません。(特権を与えるとしたら、限定開発フォーラムへの参加権といったマイナーな特権に留めておくことが無難です)

【開発状況アップデート】
支援してくれた支援者の皆さんに、商品開発の進行状況を定期的にお知らせしましょう。
ニュースレターや、Facebook、Twitterで報告するのが効果的です。

SNSチャンネルや、フォーラム、問い合わせフォームを設けることで、支援者と積極的にコミュニケーションを行い、コミュニティの要望を取り入れていくことができます。

【商品販売(支援者へ)】
お疲れ様でした!ついに商品完成です。
商品が完成したら、まずは支援者にお届けしましょう。

【商品販売(一般向け)】
支援者への商品引き渡しが終わったら、今後は色々なチャンネルで商品を一般向けに販売していきましょう。

最後まで読んで頂き、どうもありがとうございました!

以上、ここで紹介したのは、おおまかな概要とアドバイスです。

この他にも、海外のクラウドファンディング・サイト利用におけるサービス規定、法務面での注意点、グローバル視点で行う効果的なバイラルキャンペーンの企画・実施、コミュニティマネジメント、ローカライズ・カルチャライズといった、クラウドファンディング・プロジェクトには欠かせない多くの要素があります。

弊社は実際のクラウドファンディング・キャンペーンのお手伝いをしてきた実績から、日本及び海外のメーカーズ様へ以下のサービスをご提供しております。 もしご興味を持って頂いた方は、是非ご連絡頂ければと思います。

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  • Pre-crowdfundingサービス
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